世界一よく飛ぶ折り紙飛行機の折り方
世界一よく飛ぶ折り紙飛行機の折り方
ギネス世界記録の69.14m飛んだ紙飛行機の折り方を紹介します。
紙飛行機の特徴
紙飛行機は「重力」「揚力」「推力」「抗力」の4つの力を受けて進みます。
今回紹介する折り方はこれらの力を受けるポイントのバランスがよいといえます。
飛行中に変化していくスピードで最適化した上反角が重要になります。
飛行機を機首正面からみて、水平面と翼がつくる角度のことです。
機首近くの翼を水平にすることで、投げた直後の高速域の抗力を少なくし、効率的に揚力を得て上昇します。そして下降時の低速域で活躍するのが、翼の中間あたりで大きくした上反角です。この上反角が空気をかき集め、下降時に下がった機首を上向きに持ち上げます。
こうすることで、水平に飛び立った紙飛行機は自分の力で上昇して最高点に到達します。やがて重力を受けて下降していき、着陸直前に機首を上げてゆっくりと滑空し、飛距離を伸ばすのです。
折り方
用意するもの
・A4の紙
・セロハンテープ
・ボール紙
・はさみ、分度器
手順1
紙を縦に置き、右上の角が反対側の長辺に重なるように斜めに折る。
手順2
折った紙を開いて元に戻し反対側も同じように折って折り目をつける。
手順3
できた斜めの折り目に合わせて図のように折る。
手順4
反対側も同じように折る。
手順5
左右交互の位置で手前に向けてまっすぐ谷折りする。
手順6
左右の角が中心線に合わさるように折る。
手順7
中心線で山折りにする。
手順8
翼を折る。このとき機首は先頭部分から5mmほどずらす。そして、翼のフチがAに重なるように折る。反対側も同様に折れば基本形が完成。
テープを貼る
テープを貼ると空気抵抗が減り、より遠くへ飛びます。
はじめは厳密さはこだわらず、大まかに切って飛び具合を楽しむのがオススメ。
上反角の調整
翼の先頭部と中央部の上反角を調整します。
分度器で角度を測りボール紙を図のように切ったガイドを作ると調整がしやすいのでオススメです。
世界チャンピオンの紙飛行機ブック
投げ方や調整方法など丁寧に解説されています。
誰よりも飛ぶ紙飛行機が折れれば学校などで人気者になれますよ!